未だに動画があったらなと思う、人生が変わった渾身の1本‼️
説明後に1投で仕留めたクオリティーフィッシュ。
池原ビッグスピナーベイト伝説
ジンクリアな水色、キンキンに冷えた池原。
生命反応ゼロな状況下において、決して乱れ撃ちの千本ノックアプローチでは無く、ピンポイントの非常に手返しの悪い、数投撃ちのランガンな立ち回りで、当日は朝イチから備後筋を撃つもノーバイト。
そんな中、不思議とその日は焦りは無く淡々と立ち回れた…。
百戦錬磨のルアニュー編集長のYさんを背に、一切のプレッシャーは無く、刻一刻と時間だけが過ぎ11時前だったか?
日の角度を考慮して、魚が動き出した様に思い備後筋を後にし、一目散に入った前鬼筋鬼岬手前のヨレ部分の僅かに反転流の出来る、ディープレンジの見えないショボいヒョロ立木2本に、サスペンドしているであろう魚の向きをイメージしつつ、トレースラインとボートポジションと距離を正確に定め、それを説明しボートを大きく迂回させ、自船の引き波など何もかもの気配を完全に消し去り、静まり返った中からのファーストキャスト。
着水後カーブフォールさせながらカウントダウン…
8mレンジをイメージして、リーリング開始からのスローリトリーブでアプローチ…。
ヒルデの#8ウィローブレードから伝わる僅かな振動の中から、ヒョロ立木を越えた辺りでセブンイレブン(F7-711X)に伝わった一瞬のモゾっとした違和感のバイトをフルフッキングし、ラインが急浮上して来る独特な対空時間がヤケに長く感じた。
そして、遠くで明らかにデカい魚体がギラッと反転したものの、大して暴れる事なくボート際までスンナリ寄せ、皮イチ掛かりを確認からのハンドランディングに無事成功した。
下顎を掴んだ瞬間に頭が真っ白になり、気付いたら絶叫してた。(笑)
ヨッシャー帰れる〜♪って‼️
勿論、これを獲ってその後1投もする事無く、もういいでしょ?って、ロケは終了しました。
前鬼で無くても、坂本筋上流や自信のある場所を当時は持ってたり、引き出しはまあまああったのですが…(笑)
翌日、ルアニューロケに付き合ってくれた当時の編集長のYさんが今江さんを囲む新年会に参加って事で、極寒のイケハラから生きて帰って来いよ?(笑)的な発破をかけられたらしく、全力で生きて帰れるホームランフィッシュで帰還した覚えがある。
この2003年は、1月のルアーニュース池原取材にてロク捕獲を皮切りに、4月29日に当時日本記録2位の7350gを捕獲し、その後単日3本獲りに偉業?に成功した日があったり、年間2桁ロク捕獲の完全無欠の池原イヤーだった。
この年の池原発信でビッグスピナーベイト(Stlike Zone Lure リッジバスター ゴリラ 2.5oz)ブームが到来したり…
その後、16インチのデロングと言うロングワームがブレイクし、秋のロングワームブームの火付け役になったり…
ルアニュー取材で、当時あまり馴染みの無かったデッドスティッキングアプローチでのロケを成立させ、レゴベイツのジェネリックトラウト9インチがブレイクし、そこからビッグベイトでのデッドスティッキングと言うアプローチがブレイクしたり…
インラインシステムの3.16ルアーズのミッションフィッシュのスイムベイトでのボトムバンピングでルアニューロケを成立させて、ミッションフィッシュがプチブレイクしたりと…
色々あったなぁ〜♪
因みに、当時東レさんにbawoの赤のオールウェザースーツを無理言って作って貰い、この年にシェイクダウンの赤のサウザーでキレキレな2003年の池原劇場に由来して、奥田さん発信で赤鬼の由来になりましたw
赤い鬼が空からとか…
呑んでる席で…
はっ?
誰の事?
的な…(笑)
色々と懐かしいなぁ〜♪
あれから15年でした。